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■□ battan365's 「4℃ワイン」カタログ □■

楽しい食事、はずむおしゃべりのテーブルにはおしゃれなラベルが見える?

楽 c~ Wine。

?Wineは文字で試す    「うなぎでワインが飲めますか?」 田崎真也

 

 ワインの適温は自分の好み次第

 高級レストランでソムリエにワインを注文すると、白ワインやシャンパーニュだと氷の入ったクーラーに入れられて、テーブルに運ばれてきます。また赤ワインだとワインセラーから運ばれ、必要に応じてデキャンタなどに移し替えられ、テーブルの上に置かれます。

 しかし客が赤ワインをもう少し冷やしたいと思っても、ほとんど温度のことを聞かれることはないので、「赤は常温」の言い伝えを守り、リクエストすることはありません。このようなレストランでのワインの温度は、通常ソムリエのレベルによって決まってしまいます。

 話は少しかわりますが、ずっと以前に都内のある居酒屋に入ると、ドリンクのメニューに一本1900円のワインが数アイテム紹介されていました。

 その中の一本の赤ワインを、おそらくアルバイトであろう店員に注文すると、その彼は、すかさず「常温ですか、それとも冷やしたのになさいますか?」と聞いてきました。「えっ何で?」と聞き返すと、「赤でも冷やしたほうがお好きな方もいらっしゃるので」と。

 この答えは正直ショックでした。

 ワインサービスのプロフェッショナルであろうはずのソムリエが、なぜこんな簡単なことに気が付かないのか。そしてワインを飲むための温度は、アドバイスはしたとしても最後に選ぶのはお客様であるという、サービスを行ううえでの基本であることを・・・・。

 赤ワインの常温は、食事時に快適に感じる23度の室温のことではなく、夏でもひんやりとしたヨーロッパの室温の18度くらいのことを指しています。だから日本の部屋の温度ではすでに高すぎるのです。

 また、赤ワインは冷やすことで甘み度合いが下がり、とくに渋みの収斂性が増してしまうことだけ覚えておけば、後は好みでも構いません。どちらかというと、冷やしめから始めて少しずつ温度がグラスやボトル、デキャンタの中で上がっていきながら、その風味の変化を確認し、自分の好みを決めるのがよいでしょう。

           

         「うなぎでワインが飲めますか?」 田崎真也   角川Oneテーマ21 p176から

  

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